四季折々の自然景観
静峰ふるさと公園では、八重桜以外にもさまざまな花木が植えられており、四季折々の自然景観を楽しむことができます。春には梅やソメイヨシノ、夏にはツツジやアジサイ、秋には紅葉、そして冬には萩が公園を彩ります。
桜の見どころ
公園の主な見どころは、約2,000本の八重桜と約200本のソメイヨシノです。八重桜は関山や一葉など10種類が植えられており、ソメイヨシノが散り始める頃に咲き始めるため、1シーズンに2度桜を楽しむことができます。桜の見頃は4月中旬から下旬で、この時期には「八重桜まつり」も開催され、多くの訪問者で賑わいます。
八重桜まつり
「八重桜まつり」は、静峰ふるさと公園のハイライトイベントの一つです。12ヘクタールの広大な園内に咲き誇る約2,000本の八重桜は圧巻で、満開時には夜桜のライトアップも行われ、幻想的な雰囲気を楽しむことができます。また、祭り期間中にはステージイベントなども開催され、県内外から多くの人々が訪れます。
公園の歴史
造成と拡張
静峰ふるさと公園は、1965年に茨城県那珂郡瓜連町が静神社に近接した丘陵地40,000平方メートルに公園を造成したことから始まりました。その後、1970年には120,000平方メートルに拡張され、さらに1988年からは「ふるさとづくり特別対策事業」として遊具施設や水上ステージ、水鳥の池などが整備されました。
しどりの里
公園内の一角には、入浴設備などを備えた余暇活用施設「しどりの里」があります。「しどり」は漢字で「静織」と書き、古くからこの地で織物が作られていたことに由来します。『常陸国風土記』にもその歴史が記されています。
多世代で楽しめる施設
静峰ふるさと公園は、四季折々の花々を楽しむだけでなく、さまざまな施設が整備されており、年間を通じて多世代で楽しめる公園です。幼児用遊具や健康器具、親水施設、ノルディックウォーキングコース、グラウンド・ゴルフ場、BBQ(バーベキュー)施設などがあり、家族連れや友人同士で訪れるのに最適です。
アクセス情報
静峰ふるさと公園へのアクセスは、茨城県那珂市の中心部から車で約15分、またはJR常磐線「瓜連駅」からタクシーで約10分の距離にあります。駐車場も完備されており、遠方からの訪問者にも便利です。
静峰ふるさと公園は、美しい自然景観と豊富な施設が魅力の公園です。季節ごとに異なる表情を見せる花々を楽しみながら、ゆったりとした時間を過ごすことができるでしょう。