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西山の里 桃源

(にしやま さと とうげん)

水戸黄門ゆかりの西山荘にある憩いの空間

茨城県常陸太田市にある「西山の里桃源」は、水戸藩2代目藩主・徳川光圀の隠居所である「西山荘」の入口に位置する複合施設です。豊かな自然に囲まれた広大な敷地内には、飲食施設、物産館、茶室などが揃い、四季折々の美しい風景とともに、歴史と文化に触れることができる魅力的なスポットです。

徳川光圀公の隠居処

西山荘は、徳川光圀公が隠居していた場所として知られています。その入口にある休憩施設「西山の里桃源」では、さまざまなサービスが提供されています。200名収容の飲食コーナー、郷土の物産コーナー、展示コーナー、観光案内コーナーなどがあり、常陸太田散策の拠点として活用できます。約5,000平方メートルの大駐車場も完備しているため、車でのアクセスも便利です。

四季折々の庭園とイベント

西山荘と桃源を結ぶおよそ8,000平方メートルの園地は、池や橋を配した美しい庭園となっています。この庭園では、四季折々の花々が咲き誇り、「花菖蒲祭り」や「お月見の夕べ」などの季節感あふれるイベントが多数開催されます。訪れるたびに異なる景色を楽しむことができ、訪問者にとっては癒しの空間となることでしょう。特に、梅雨の時期にはハナショウブが見ごろを迎え、20種3,000株のハナショウブが色鮮やかに咲き誇ります。

茶の湯を楽しむ茶室 晏如庵

晏如庵(あんじょあん)は、光圀公が茶の湯を楽しんでいたという逸話にちなんで建てられた施設です。この茶室では、抹茶と和菓子が付く立札席を利用することができ、和の情緒あふれる茶室も予約制で利用可能です。

晏如庵の静かな佇まい

「晏如」とは安らかなさまや落ち着いたさまを表す言葉で、光圀公が西山荘に隠棲後、最初に建立した「梅里先生寿蔵碑」に刻まれた碑銘から引用されたものです。

豊かな自然に囲まれた和の情緒ある静かなたたずまいの晏如庵で、光圀公隠棲の往時を偲びながら、お茶と共に心安らぐひとときを過ごせます。晏如庵の入口から茶室までの道のりも、自然の美しさを感じられる落ち着いた空間となっています。

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名称
西山の里 桃源
(にしやま さと とうげん)

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