茨城県 » 水戸・笠間・ひたちなか

常陸国 出雲大社

(ひたちのくに いずも たいしゃ)

新たな道を歩む縁結びの聖地

茨城県笠間市に鎮座する常陸国出雲大社は、島根県出雲大社から分霊された大国主大神を祀る神社です。主祭神として「大国主大神」を祀っており、福の神として広く知られています。古くから縁結びの神様として信仰を集め、近年では独立し、新たな道を歩み始めています。

境内の見どころ

常陸国出雲大社の境内には、多くの見どころがあります。総檜造りで建てられた大社造りのご本殿をはじめ、重さ6t、長さ16mに及ぶ大しめ縄が特徴的な拝殿があります。この大しめ縄は、平成24年に掛け替えられたもので、日本最大級の規模を誇ります。さらに、拝殿の天井には、奥田浩堂による天井画「常陸の雲」が描かれており、その壮麗さが訪れる人々を魅了します。

境内施設の充実

境内には、参拝の際に楽しむことができる様々な施設が充実しています。吹きガラス工房では、ガラス製品の制作体験ができるほか、お食事処「出雲館」では軽食を楽しむことができます。また、現代アートギャラリー「ギャラリー桜林(おうりん)」では、年に4回程度の企画展が開催されています。

常陸国出雲大社の歴史と独立

常陸国出雲大社は、平成4年に島根県出雲大社から分霊を受けて建立された神社であり、元々は出雲大社教の傘下にある教会としての位置付けを持っていました。しかし、2014年に独立を宣言し、単立の宗教法人として新たな歩みを始めました。

出雲大社教との関係

常陸国出雲大社は、もともと出雲大社教の傘下にあった団体であり、出雲大社の教えを広めることを目的としていました。しかし、2013年に起きた騒動により、最終的に独立を果たすこととなりました。

境内の主な施設

本殿

本殿は、大国主大神が鎮座する社殿で、総檜造りの大社造りで建てられています。

拝殿

拝殿は、諏訪大社本宮の脇拝殿様式を取り入れた造りで、その正面には長さ16m、重さ6tの大しめ縄が掛けられています。この場所では、日々のご祈祷や神社行事、結婚式などが執り行われ、訪れる人々に神聖な雰囲気を感じさせます。

拝殿天井画「常陸の雲」

拝殿内の天井には、奥田浩堂による天井画「常陸の雲」が描かれています。この作品は、縦約9m、横約6.9mの大きさで、杉板に墨漆、金箔や銀箔などを用いて描かれた煌びやかな色彩が特徴です。美しい天井画を通して、神社の壮麗さを感じることができます。

桜林館と林彩館

桜林館は、1階が現代アートギャラリー、2階が和風披露宴会場や会食会場として利用されています。ギャラリースペースでは、年4回程度の企画展が開催されています。また、林彩館は、秋田の豪農・畠山家の米蔵を移築した建物で、ギャラリースペースとして使用されています。

Information

名称
常陸国 出雲大社
(ひたちのくに いずも たいしゃ)

水戸・笠間・ひたちなか

茨城県