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ミュージアムパーク 茨城県自然博物館

(いばらきけん しぜん はくぶつかん)

宇宙、地球、生命、生態系まで、壮大な自然の物語

ミュージアムパーク茨城県自然博物館は、茨城県坂東市にある自然史博物館です。宇宙の誕生から地球の進化、そして生命の多様性まで、自然に関する幅広い知識を楽しく学べる施設として、多くの人々に親しまれています。

概要

ミュージアムパーク茨城県自然博物館は、茨城県の自然環境をテーマにした展示や教育活動を行う場として、多くの来館者に親しまれています。2004年には開館10周年を迎え、「自然と共生し、市民と協働する博物館であること」を活動目標に掲げ、地域社会とのつながりを強化しています。

立地とアクセス

茨城県の博物館ではありますが、千葉県との県境付近に立地しており、埼玉県や東京都からも容易にアクセス可能です。つくばエクスプレスや常磐自動車道を利用することで、都内からのアクセスも良好です。この利便性から、「通勤圏の大自然」として広くPRされています。

公共建築百選の選定

1998年(平成10年)9月25日には、建設省設立50周年記念事業「公共建築百選」に選定され、その建築美が高く評価されました。

施設構成

ミュージアムパーク茨城県自然博物館は、菅生沼の西岸に位置し、広大な敷地を活かした屋内外の展示施設が特徴です。訪れる人々は、自然環境を五感で体験しながら、茨城の自然の美しさやその魅力を深く理解することができます。

本館

本館は、5つの展示室と部門・企画展示、映像ホールを備えています。それぞれの展示室では、宇宙から地球、そして生命や生態系に至るまでの幅広いテーマが取り上げられ、来館者に自然界の壮大な物語を伝えています。

展示室の内容

展示室では、隕石や鉱石、化石、剥製などが展示されており、水生生物は約90種800点が展示されています。また、展示物の一部には、実際に手で触れて体験できるものもあり、自然観察や天体の動きを模型で実験することができます。

特別展示

館内には、茨城の自然に関する特別展示もあり、植物や地学に関する展示物が豊富です。さらに、中国内蒙古自治区博物館との姉妹館提携の一環として、松花江マンモスの骨格が展示されています。

屋外施設

博物館の敷地内には、15.8ヘクタールに及ぶ野外施設があります。ここでは、自然観察や貝化石の採集体験ができる「古代の広場」など、多様な体験プログラムが用意されています。自然観察設備や芝生広場、花畑など、自然を感じながらリラックスできるエリアが広がっています。

自然発見工房

野外施設内にある「自然発見工房」では、双眼鏡やルーペ、小型シャベルなどの貸し出しを行っており、来館者は施設内の植物や野鳥、昆虫などを観察することができます。菅生沼にかかる「菅生沼ふれあい橋」を渡ると、対岸の水海道あすなろの里へ行くことも可能です。

附属施設と運営

本館には、レストランや360名収容のセミナールーム、48名収容の休憩コーナーなど、来館者が快適に過ごせる設備が整っています。また、オストメイト対応トイレや車椅子対応トイレも備えられており、すべての来館者に配慮した設計がなされています。

年間来館者数

開館以来、毎年約40万人が訪れるミュージアムパーク茨城県自然博物館は、2010年(平成22年)3月28日に入館者700万人を達成しました。リピーター率も高く、2006年(平成18年)の調査では約65%に達しています。また、1997年(平成9年)からは毎年『茨城県自然博物館研究報告』を発行しており、学術的な活動も精力的に行われています。

アクセス方法

Information

名称
ミュージアムパーク 茨城県自然博物館
(いばらきけん しぜん はくぶつかん)

つくば・土浦

茨城県