歴史とリニューアルの歩み
開園の背景と目的
いばらきフラワーパークは、1985年6月2日に筑波科学万博に合わせて開園しました。目的は、花卉(かき)文化の向上と石岡市の観光促進です。開園以来、四季折々の花が楽しめるスポットとして、県内外から多くの人々が訪れています。
リニューアルの経緯
2010年には施設の老朽化対策として大規模な改修工事が開始され、2015年に完了しました。2020年6月からはさらに大規模な改装が行われ、2021年4月29日に「いばらきフラワーパーク」として新たにオープンしました。
園内の見どころ
フラワーパークエリア
いばらきフラワーパークの中心となるエリアで、多種多様な花々を楽しめます。
バラのテラス・バラ品種園
約900品種・30,000株のバラが植栽されており、東日本最大級のバラ園となっています。
庭園風バラ園
フレンチローズ、イングリッシュローズ、モダンローズなど、99品種・850株のバラが楽しめます。
フラワードーム
ベゴニアやハイビスカスなどが展示されており、季節を問わず華やかな花々を観賞できます。また、「バラに囲まれた結婚式」などのイベントも開催されています。
ボタン園・ダリア園・アジサイ園
- ボタン園:88品種・2,670株のボタンが植栽されています。
- ダリア園:200品種・1,200株のダリアが鑑賞できます。
- アジサイ園:3,500株のアジサイが植えられ、梅雨の時期に美しい景観を作ります。
ふれあいの森
自然豊かな森のエリアで、四季折々の植物が楽しめます。
河津桜
約250本の河津桜が植えられており、春には見事な花見スポットとなります。
シャガ園・やまゆり園
- シャガ園:約5,000平方メートルに100万株のシャガが群生しています。
- やまゆり園:やまゆり12,000株が自生し、夏に甘い香りを漂わせます。
アクティビティ
- 花のすべりだい:延長800mのスポーツスライド。
- フラワーサイクル:延長190mのレールバイク。
- フィールドアスレチック:10種類のアスレチックが楽しめます。
五感で楽しむいばらきフラワーパーク
見る:四季折々の花々
900品種のバラをはじめ、園内の花々は季節ごとに美しい景観を作り出します。「バラテラス」「色別バラ」など、エリアごとに異なる雰囲気を楽しめます。
香る:バラの芳醇な香り
「香りのバラ」エリアでは、「ダマスク」「ミルラ」「ブルー」「フルーティ」「ティー」といった多彩なバラの香りを体験できます。
味わう:地元食材を活かしたグルメ
レストランでは、茨城・八郷の新鮮な食材を使用した料理が楽しめます。地元ベーカリーのトーストや果物を使ったフルーツサイダーも人気です。
触れる:自然を感じるワークショップ
園内や地元の植物を使った体験型プログラムが年間を通じて開催されており、花や自然に触れることができます。
聴く:自然が奏でる音色
風に揺れる木々や鳥のさえずり、虫の音など、自然の音が響く園内では、心安らぐひとときを過ごせます。
園内の主要エリア紹介
エントランス
筑波石を積み上げた迫力あるエントランスでは、来園のたびに異なる表情を楽しめます。隠れたハート型の石を探してみるのもおすすめです。
ローズトンネル
園に入るとすぐに、バラで覆われたトンネルが迎えてくれます。風が吹くとウインドチャイムが響き、視覚だけでなく聴覚でも楽しめる仕掛けが施されています。