こもれび森のイバライドは、茨城県稲敷市に位置するテーマパークで、株式会社ワールドインテックが運営しています。元々は「江戸崎農業公園ポティロンの森」として開園し、その後リニューアルを経て現在の名称に改称されました。このテーマパークは、自然と触れ合いながら様々なアクティビティを楽しむことができ、家族連れや子供たちに人気のスポットとなっています。
1999年4月3日に「江戸崎農業公園ポティロンの森」として開園しました。「ポティロン」という名前は、旧稲敷郡江戸崎町の特産物であるカボチャを意味するフランス語に由来しています。開園当初から地元の人々や観光客に愛されてきましたが、2015年11月23日にはリニューアルの準備のため一時的に閉園しました。
2016年3月19日、リニューアルオープンし、「こもれび森のイバライド」という新しい名称で再スタートを切りました。この時、新たに「シルバニアファーム」というエリアが設けられ、シルバニアファミリーのキャラクターを使用した魅力的なエリアとなりました。しかし、同年5月31日、運営会社であった株式会社ファームが経営困難に陥り、民事再生法を申請しました。その後も、施設は通常通り営業を続けています。
2018年6月23日には、首都圏初となるシルバニアファミリーのテーマパーク「シルバニアパーク」がオープンしました。このリニューアルにより、シルバニアファミリー専門店「森のマーケット」や「遊びのお部屋」も改装され、さらに魅力的な施設となっています。
こもれび森のイバライドには、家族で楽しめる多彩な遊戯施設が揃っています。例えば、周遊トレイン、スワンボート、おもしろ自転車、ゴーカート、四輪バギー、じゃぶじゃぶ池、アクアチューブ、パドルボート、芝すべり、トランポリンなどがあります。これらのアクティビティは子供から大人まで楽しめるものが多く、家族で一日中楽しむことができます。
特に人気があるのは、「ビッグプレイランド」です。これは日本最大級のエアー遊具で、全長約250mもあり、小学生以下の子供たちは保護者と一緒に楽しむことができます。また、フィールドアスレチック「こもれびアドベンチャー」では、ハーネスと呼ばれる安全装置を装着し、最大で高さ4m以上のアスレチックに挑戦することができます。このコースは、未成年者は保護者同伴が必要となります。
さらに、アドベンチャー施設として「ロングジップスライド」も人気です。これは、ボート池の上を全長360mに渡って滑り降りるアクティビティで、同時に2人まで滑ることができます。こちらのジップスライドは、フジテレビ系列『芸能人が本気で考えた!ドッキリGP』のロケ地としても使用されており、ドッキリ企画で湖に落ちる場面がよく見られます。
園内には、多くの飲食施設があり、訪れた際には様々な食事を楽しむことができます。マルシェホールは、ステージイベントが行われるフードコートで、様々な料理を楽しむことができます。また、「町レストラン シュー」では、自家製品を使用したバイキングが楽しめます。さらに、「村レストラン ポワール」は、パスタを中心とした洋食レストランで、シルバニアファミリーのメニューも提供されています。一部のファストフード店でもシルバニアファミリーのメニューを提供しています。
シルバニアパークは、エポック社が運営する首都圏初の屋外型施設で、シルバニアファミリーの世界観を忠実に再現しています。園内には、実際に建物内に入ることができる10倍のサイズの建物やオブジェクトが設置されており、家具やアイテムに触ったり、撮影することも可能です。毎日クイズラリーが開催されており、全問正解すると限定衣装の赤ちゃん人形がもらえる特典もあります。また、定期的にイベントが開催され、グリーティングやステージショーなどが行われています。
わくわくさつえい会は、平日は14:30に1回、ショコラウサギの女の子のマスコットがシルバニアパークのオリジナルドレスで登場します。土日祝日には11:30、13:30、14:30、15:30の計4回行われ、季節ごとに異なるキャラクターが登場します。詳しいスケジュールは、公式サイトやイバライドのホームページで確認できます。
こもれび森のイバライドへのアクセスは、車と公共交通機関の両方で可能です。圏央道の稲敷ICからは約10分、阿見東ICからは約15分の距離にあります。公共交通機関を利用する場合、JR常磐線の牛久駅から無料送迎バスが約30分（土日祝日のみ運行）で運行しています。