万燈会
潮音寺の代表的な行事として、毎年8月に行われる「万燈会」があります。この行事では、期間中毎日約1万灯のろうそくが境内に灯され、幻想的で幽玄な世界が広がります。全国から2万人以上の参拝者が訪れ、この美しい光景を楽しむとともに、祈りを捧げます。
潮音寺の特色と活動
広く開放されたお寺
潮音寺は、特定の檀家を持たず、誰でも自由に訪れることができるお寺です。奈良薬師寺の東関東別院として1975年(昭和50年)に創建されました。境内には慈母観音が祀られ、訪れる人々に「覚悟」と「再起」の精神を育む場を提供しています。
広い境内とお堂は、毎月第一日曜日と28日に開催される縁日を中心に、多くの参拝者に開放されています。縁日では、お写経や写仏、先祖供養、水子供養、病気平癒の祈願などが行われ、参拝者は心の安らぎを得ることができます。
東日本大震災からの復興
潮音寺は、東日本大震災で壊滅的な被害を受けましたが、地元住民や参拝者からの支援により、着実に復興を遂げてきました。現在では、四季折々の花が咲き誇る美しい境内が広がり、参拝者の心を和ませています。
潮音寺の年間行事
月例縁日とその他の行事
潮音寺では、毎月11日に地蔵縁日、毎月第4土曜日に観音縁日が開催されます。これらの縁日では、法要と法話が行われ、参拝者は心の修養を深める機会を得ることができます。また、1月1日から3日にかけては「修正会・新春初祈願」が行われ、新しい年の始まりにあたり、祈願が行われます。
節分会と鬼追い式
2月2日には「節分会と鬼追い式」が行われ、厄を祓い、新しい年の無病息災を願います。本年は、街回りと豆まきが再開され、多くの参拝者が参加しました。子どもから大人まで、節分の伝統行事を楽しむことができます。
東日本大震災供養法要・花あかり
3月11日には、東日本大震災供養法要と花あかりが行われます。この日は、震災で亡くなった方々の霊を慰めるとともに、復興への祈りを捧げる重要な日となっています。境内には、花と灯りが飾られ、静かな祈りの空間が広がります。
万燈会
潮音寺の代表的な行事です。この行事では、期間中毎日約1万灯のろうそくが境内に灯され、全国から2万人以上の参拝者が訪れ、この美しい光景を楽しむとともに、祈りを捧げます。
その他の年間行事
潮音寺では、6月1日に「潮音寺開山会」、10月26日に「千体地蔵会と川施餓鬼法要」が行われます。これらの行事では、仏教の教えを深く学び、先祖や亡くなった方々への感謝の気持ちを込めて供養が行われます。さらに、12月31日には「大晦日・除夜の鐘・初祈願万燈会」が開催され、年越しの祈りとともに新年を迎える準備が整います。
薬師寺
薬師寺は、奈良県奈良市にある法相宗の大本山です。天武天皇の皇后であった持統天皇の病気平癒を祈願して680年に創建され、現在では「古都奈良の文化財」としてユネスコの世界文化遺産に登録されています。本尊は薬師三尊で、人々の健康と平安を祈る寺として広く信仰を集めています。国宝の東塔、東院堂、薬師三尊像など、多数の文化財がある日本を代表する寺院です。