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かすみがうら市 歴史博物館

(れきし はくぶつかん)

城郭を模したロマン感じる建物から霞ヶ浦を一望

かすみがうら市歴史博物館は、3層4階建ての城のような外観が特徴の資料館です。館内では、霞ヶ浦の豊かな自然や、人々の暮らし、歴史に関する様々な展示が展開されています。霞ヶ浦を望む絶好のロケーションに位置し、歴史的な建築様式と現代的な展示が融合した施設です。

1階 展示室:水とみどりのドラマ

1階の常設展示室では、霞ヶ浦漁業の象徴であった帆引き船の模型が展示されています。この2/3スケールの帆引き船は、当時の漁業に使用された道具と共に紹介されており、霞ヶ浦の漁業の歴史を知ることができます。展示は、まるで当時の漁業風景をそのまま再現したかのようで、訪れる人々を時を越えた旅へと誘います。

帆引き船の展示

このエリアでは、帆引き船の模型だけでなく、実際に使用されていた漁具や網も展示されています。これらの展示物は、霞ヶ浦の漁業の発展とともに歩んできた道具たちであり、当時の漁師たちの技術と知恵を垣間見ることができます。また、映像資料を通じて、帆引き船がどのように使われていたかを学ぶこともできます。

2階 展示室:郷土のくらし

2階の常設展示室では、かすみがうら市の人々の暮らしを支えてきた漁業や農業に関連する民俗資料が展示されています。この展示室は、1階からの吹き抜けになっており、独特の視点から帆引き船を見学することができます。また、市内にある国指定重要文化財の椎名家住宅を一部再現したコーナーもあり、近世から近代にかけての生活用具類が紹介されています。

生活文化の展示

このエリアでは、漁業や農業を中心とした生活文化が展示されており、かすみがうら市の人々の歴史的な生活様式を知ることができます。特に、再現された椎名家住宅の展示では、当時の衣食住に関連する道具類が丁寧に紹介されており、訪れる人々にその時代の生活の息吹を感じさせます。

3階 展示室:郷土のあゆみ

3階の展示室では、かすみがうら市の歴史が考古・歴史資料を通じて紹介されています。この展示室では、古代から現代に至るまでのかすみがうら市の歴史的な出来事や文化が、パネルや展示物を通じてわかりやすく解説されています。

歴史のパネル展示

この展示室では、考古学的な発見物や歴史的な文献、地元の歴史に関する資料が展示されています。これにより、かすみがうら市の成り立ちや地域の発展過程を深く理解することができます。また、地域の重要な出来事や人物についての情報も豊富に提供されており、訪れる人々に地元の歴史を深く知る機会を提供しています。

4階 展望台:水と緑のかすみがうら市

最上階の4階にある展望台では、周囲360度の景色を楽しむことができます。この展望台からは、霞ヶ浦の広がりや霞ヶ浦大橋、筑波山の美しい山並みが一望できます。天候が良ければ、遠くに富士山を望むこともできるため、絶好の眺望スポットとして多くの観光客に愛されています。

展望台からの眺め

展望台からの眺めは、四季折々の風景を楽しむことができ、特に晴れた日にはその美しさに心を奪われることでしょう。霞ヶ浦の美しい風景や筑波山の荘厳な姿は、訪れる人々に感動を与えるとともに、地域の自然の豊かさを再確認させてくれます。

1階 特別展示室:企画展・特別展

1階には、特別展示室があり、年に3回程度、かすみがうら市に関連する偉人や様々な資料を紹介する企画展や特別展が開催されています。

特別展示の内容

企画展・特別展では、かすみがうら市にゆかりのある人物や、地域の歴史に関する特別なテーマを取り上げています。これにより、訪れる人々は常設展示とは異なる視点から地域の歴史と文化を学ぶことができ、さらなる知識の広がりを楽しむことができます。

かすみがうら市歴史博物館の魅力

かすみがうら市歴史博物館は、その豊富な展示と美しいロケーションで、訪れる人々に歴史と自然の両方を楽しむ貴重な体験を提供します。城郭型の建物は、地域の歴史を象徴するだけでなく、訪れる人々に新しい発見と学びをもたらしてくれるでしょう。

Information

名称
かすみがうら市 歴史博物館
(れきし はくぶつかん)

鹿嶋・霞ヶ浦

茨城県