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大洗美術館

(おおあらい びじゅつかん)

自然が芸術となる、唯一無二の美術館

茨城県大洗町にある大洗美術館は、その独自の展示方法と美しい自然風景を活かした作品で訪れる人々を魅了する私設美術館です。300号サイズのガラス窓に額縁を付け、大洗海岸の絶景を絵画に見立て、自然そのものを芸術作品としてとらえた「風景窓画」で知られます。刻々と変化する海と空、神磯鳥居が織りなす自然の芸術は、訪れる人を魅了します。

自然を芸術に変える

自然が描く名画「風景窓画」

大洗美術館で特に注目されるのが、300号サイズのガラス窓に金色の額縁を配し、大洗海岸の自然風景を絵画のように見立てた「風景窓画」です。この窓からは、刻々と変化する海や空、そして岩場に建つ神磯鳥居を一望でき、その絶妙な構図は、まるで自然が描いた一枚の名画のように見えます。この「風景窓画」は、訪れるたびに異なる表情を見せるため、何度見ても飽きることがありません。

神磯鳥居と絶景のフレーム

「風景窓画」は、大洗の絶景を額縁の中に収めたかのように見える特別な展示です。大きな額縁を通して眺めると、ちょうど中央に位置する神磯の鳥居が目に飛び込んできます。これは、神が降り立った場所とされ、昔から多くの人々に崇拝されてきた神聖な場所です。自然の美しさと人々の信仰が融合したこの風景は、まさに自然が描く名画といえるでしょう。

渋沢秀雄の水彩画

大洗美術館では、実業家であり文化人でもあった渋沢秀雄が描いた水彩画が常設展示されています。渋沢秀雄は、渋沢栄一の四男として生まれ、実業界で成功を収めるとともに、文化面でも多くの功績を残しました。その彼が少年時代にスケッチ旅行で描いた「ときわ路」の水彩画は、大洗との深い縁を感じさせる作品です。

伝統工芸品と企画展示

多彩な展示内容

大洗美術館では、「風景窓画」や渋沢秀雄の水彩画のほかにも、中国の墨や硯、絵画などを含むさまざまな伝統工芸品の展示が行われています。また、版画展や写真展なども随時開催されており、訪れるたびに新しい発見ができる美術館です。

風景窓画を楽しむためのポイント

撮影可能なアート作品

大洗美術館の「風景窓画」は、撮影が許可されているため、訪れた際にはぜひカメラに収めておきたいスポットです。自然の美しさと共に、自分だけのオリジナルアートを写真に残すことができるため、観光の記念としても人気があります。

四季折々の変化を楽しむ

「風景窓画」の魅力は、四季折々の自然の変化を楽しめることです。春には新緑が美しく、夏には青い海と空が広がり、秋には紅葉が窓を彩ります。そして冬には、澄んだ空気の中で美しい景色がさらに引き立ちます。何度訪れても新しい発見がある美術館として、四季ごとに訪れる価値があります。

Information

名称
大洗美術館
(おおあらい びじゅつかん)

大洗

茨城県